雑賀の兜をさぐる―雑賀鉢の系譜

紀州雑賀の専門家

at 2003年11月18日 (火)

今日は市立博物館の「紀州雑賀」専門の
太田宏一さんに個人的に数人でいろいろ
教えてもらって来ましたぁ〜(^0^)/

南海電鉄の部長さんや商店街の若い方々
と一緒に何か形になる目玉を探そうと、いろ
いろと知恵を拝借したいと素朴な疑問や雑
賀鉢と大黒鉢のちがい・・実際の雑賀衆の
装束などをお聞きしました。

またこの周辺が雑賀衆の本拠であり繁栄した
理由に紀伊湊があげられます。その紀伊湊のことなど興味はつきないですが、
確たる目に見える目玉が残念ながらないのが現状でした。

でも太田さんは、親身に何でも出来るかぎり答えてくれました。
太田さんの和歌山市史の本は、ボロボロで該当箇所を手間取る
こともなく探しては、いろいろ教えてくださいました。

どうも、ありがとうございました。m(__)m

そうそう・・忘れてました。(^^ゞポリポリ
お約束の時間に行くと太田さんは作家の神坂次郎さんと
お話されていました。こんなに沢山「雑賀鉢」が集まること
はないと太田さんを褒めておられました。それで孫市の街
の名刺を渡して挨拶させてもらいました。

神坂さんは、司馬遼太郎さんの「尻喰らえ孫市」の時に
鉄砲を撃ったり案内したりしたと当時の事をにこやかに
話してくださいました。

兜の移り変わり

at 2003年11月15日 (土)

 

今日は、雑賀兜展の最後の特別講演「兜の移り変わり」がありました。
予定では、午後1時半から3時終了の1時間半の予定でしたが、たっぷり
2時間半もご講演くださいました。

兜の移り変わりについて古墳時代から説明されました。後半のスライドでは
様々な当世兜を見せてもらいました。いろんな格好をした兜が登場した話は、
興味深かったです。(^^)v 鯉、鮒、サザエ、こぶし、うさぎ、イカ、などなど・・

雑賀衆に直接関係ないことでしたが、兜のお話は大変興味深かったです。


雑賀鉢の系譜

at 2003年11月08日 (土)

今日は「雑賀兜」展の2回目の特別講演がありました。
今回の兜展のメインテーマが今日の「雑賀鉢の系譜」でした。
講師は、和歌山市立博物館のエース、中世戦国「紀州雑賀」
担当の太田宏一さんでした。太田さんは、この特別展や図録を
監修された方です。

「本雑賀」型兜鉢は、銘はなく誰が作ったかわからないが、南蛮
兜と似ていて日本で南蛮風に真似をして作られたと思われるが
明確な区別はできない。しかし日本の伝統の要素もしっかり受け
継いでいて、ルーツは「筋兜」だと思われる。銘がないのは南蛮
風にシャレた意味がなくなるから・・つまり日本の作者、紀州人が
外国風に作った兜が「本雑賀」型の正体である。

一方・・
「雑賀鉢」は、銘がしっかり残っている。
「紀州宇治住 雑賀吉久」と。
雑賀鉢は、「置手拭」が発展したもの。
奈良の春田派が和歌山に来て和歌山に住みつき雑賀鉢を作った。
その場所が正に和歌山市宇治交差点付近なんですよ〜(^^)v(^^)v


雑賀荘と商工業

at 2003年11月01日 (土)

「雑賀兜」展の一環として午後1時半より「雑賀荘と商工業」という
テーマで帝塚山大学教授の小山靖憲氏の講演がありました。
小山先生は、以前和歌山大学の教授で和歌山市史の編纂にも
参加されていました。

今まであまり触れられてない商工業がテーマだったので雑賀衆の
当時の生活などが、わかるのではないかと大いに期待しましたが、
従来の域を越えない内容にちょっぴりガッカリしました。でも今まで
の流れが丁寧に整理されていました。先生のコメントによると今回
改めて調べなおしたが、再度わからない事が多すぎることに痛感
したそうだ。

この講演の開会の挨拶の際に、名誉館長さんからのぼり旗を
付けて協力している商店街に対して、ひと言御礼の言葉があり
ました。これを励みに商店街もがんばりますo(^-^)o




「雑賀兜」展

at 2003年10月30日 (木)

今日やっと雑賀兜の特別展へ行って来ました。
月曜日に嫁さんと出かけようとしたら休館日だと気づき
途中で戻って来ましたぁ〜ヽ(__ __ヽ)コケッ!!(笑)

それから忙しくて今日になりました。
今日は多少マシだったので午前中に先に行って来ました。

1階が常設展で2階が雑賀兜の特別展でした。
星兜、筋兜、雑賀鉢、南蛮兜など展示されていました。
中には弾丸の貫通した穴が開いた兜も展示されていました。
説明を読んでいると結構時間がかかります。

いろいろ兜の名称があるなかで「雑賀」という名前の兜がある。
いわば和歌山という名前が歴史上に残っている誇らしいことだ
と思いました。さらに「紀州宇治住」と銘が残っている雑賀鉢に
は、感慨深いものがありました。兜の製造者「雑賀吉久」が住
んでいたのが、まさに自分たちが住んでいる街だという証だか
らです。

「雑賀の兜をさぐる」秋季特別展の図録を買って帰りました。
800円也です。(笑)




     


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